足底筋膜炎 | 千歳整骨院

足底筋膜炎

早いもので、もう年末ですね。今回は、足裏の痛みについてお話します。

代表的なものに「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」があります。朝起きて一歩目の着地の際にかかとに鋭い痛みがあったり、フローリングなど硬い床を素足で歩くと足裏に痛みがでたりという方、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)かもしれません。痛みの出る場所として、最も多いのが「かかと」。次いで「土踏まず」、「足指の付け根」に痛みがでます。足底腱膜(そくていけんまく)とは足裏のかかとから足の指の付け根まで伸びる分厚い膜のことで、体重や衝撃を和らげるクッションの役目があります。この膜が、運動のしすぎや、加齢で硬くなり柔軟性がなくなると、足底腱膜と骨とをつなぐ部分に痛みが発生します。40~50代の女性に多いとされていますが、実は私も足底腱膜炎を度々発症します。

私の場合は軽い症状なので、足裏のマッサージなどで落ち着きます。100均でも売っているようなツボ押し棒で土踏まず全体を押していきます。軽い症状であれば、これで軽減します。そのほかに、床に置いたゴルフボールで足裏を押し付けてマッサージするなどのやり方もあります。気を付けてほしい点として、痛みのある患部を押すのは避けてください。また歩いて痛みのある場合は、患部にクッション性のある緩衝材をあてると痛みが和らぎます。市販のもので足底腱膜炎用のサポーターも売られています。まずは痛みを出さないように工夫してみてください。

痛みが半年以上続く方は、他の疾患も考えられますので一度精密検査をしてみてください。

今年のコラムはこれで最後になります。お体に気を付け、良い年をお迎えください。来年もよろしくお願い致します。