膝の痛み
膝関節の疾患では、大きく2つに分けることができます。関節の「中」か「外」です。「中」とは膝の内側ではなく膝の関節の中側、膝関節を構成している「軟骨」「半月板」「靭帯」のことを指します。よく耳にする変形性膝関節症は、軟骨がすり減り痛みが出るもので、中年以降の女性に多く、また関節の間にある半月板もスポーツ等で痛める他に加齢による半月板の摩耗が原因のこともあります。膝の関節の動きは前後の曲げ伸ばしの動きがメインとなります。そのため左右横方向からの外力が加わると靭帯や半月板を痛めやすいです。また、若い時にスポーツなどで軟骨、半月板、靭帯を痛めて関節に不安定性を残したままにすると歳月を重ねていくと変形性膝関節症に移行しやすくなります。加齢とともに下半身の筋肉の衰え、体重の増加が変形に拍車をかける原因となりますので、運動と食事が大事になります。