「膝」の痛み | 千歳整骨院

膝の痛み

今回は「膝」の痛みについてお話していきます。

最近では、草むしりなどで膝を深く曲げることが多い時期となり、膝痛の患者様が多く見られます。膝の痛みの原因には、軟骨がすり減る「変形性膝関節症」、膝のクッションが傷つく「半月板損傷」、膝のお皿周辺が痛くなる「腱炎」など他にも様々な原因で痛みが出る場所です。個人でこれらの症状を見極めるのは難しいのですが、今回は様々の膝痛にも共通の「NG行動」をお伝えします。

まず、「膝を深く曲げない」。椅子に座った膝の角度を90度とすると、それ以上深く曲げるのはNGです。草むしりの姿勢がわかりやすいかもしれません。もし、草むしりを行うのであれば、痛みのある膝を地面につけて行う方がいいでしょう。また、30cm程の小さな椅子に座って草むしりなどをする方もいますが、この際も膝は深く曲げず、軽く伸ばしてあげるとよいでしょう。ちなみに、正座は絶対NGです。痛みがなくなってからも、極力正座は避ける方がいいでしょう。

次に、「膝を真っすぐにしない」。実は、膝痛がある場合、真っすぐも膝に負担がかかります。立っている時に痛みのある脚を長時間軸足にするのは避け、こまめに左右に重心を変えていきましょう。また、仰向けで寝ている時も、膝は真っすぐになっており、いい状態ではありません。枕やクッションに膝をのせ軽く曲げておくだけでも、朝の痛みの感じが変わるはずです。

結論、「膝は軽く曲げる」が一番安静状態を保てます。日々の痛みの出る動作を改善するだけでも、膝痛の軽減になります。また、サポーターなども痛みがある時は有効です。膝のサポーターは、種類が豊富なため何を選べばいいかわからない方は、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

今年の夏はまた暑くなりそうですね。特に外での作業は、お気を付けください。