首の痛み | 千歳整骨院

首の痛み

今回は、首の痛みについて話していきます。

頭の重さは6~8キロありその重みを支えながら自由度の高い動きをする場所です。動きの自由度が高いということは、外力を受けやすく、交通事故やコンタクトスポーツで首が振られ、痛みが出る「むち打ち」は構造的に発生しやすいということですね。

最近では「スマホ首」などよく耳にしますが、スマホやパソコンの長時間の使用で肩より頭が前に出た不良姿勢をしていると首、肩の筋肉に痛みが出るもので、長年続けていると首の骨が真っすぐになる「ストレートネック」になってしまいます。
首の骨がまっすぐだから良いのではと思うかもしれませんが、正しい首は少し前に反ります。「ストレートネック」の方は、肩の位置より頭が前に出て少しあごが上がります。写真撮影の時「あごを引きましょう」と注意される方は「ストレートネック」の疑いがあるかもしれません。
長時間のデスクワークなど同一姿勢を取る方は、「あご引き運動」を覚えましょう。座位、または立位で姿勢を正し、あごを引きます。注意点は「あごを引く」とは下を見るのではなく、顔面は正面のまま、あごを引き頭部を後ろに引く。イメージとして、鳩(ハト)が頭を前後に動かす、あの動きです。
10回ほど前後に動かしてみましょう。首の関節や筋肉が硬い人は、ぎこちない動きになってしまうと思いますが、日々の練習で動きがスムーズにできるようになります。
日々の不良姿勢が首の動きを悪くし、ちょっとした動作で「寝違え」といった、首が痛みで動かないといった症状につながることもあります。日ごろから「胸を張り、あごを引く」意識を心がけましょう。