あけましておめでとうございます。今年も読者の方のお体のサポートができるようなコラムを書いていければと思っております。
年を越すとまた一つ歳を重ねるわけで、私自身今年で歳になります。気づけば、白髪が生えてきたり、以前なかったシミか、はたまたホクロが要所にできたりと着実に年を重ねていくのを実感します。今回は「加齢」についてお話したいと思います。
皆様の中でもお医者様に行って「加齢ですね」と言われたことのある方もいらっしゃると思います。では、加齢とは一体何か、単に年を取ることではなくもう少し掘り下げてみたいと思います。例えば私40歳と私の息子1歳を比べてみると、1歳の子の肌はモチモチのプルプル。私は乾燥で手はカサカサ、最近気になるホクロやシミ。この違いは、皮膚の細胞の水分保水量によります。1歳児の保水量が100%に対し、40歳男性の保水量は60%くらいでしょうか。この細胞の保水量は、外から見える皮膚だけでなく、体の内側の筋肉、関節、血管、内臓すべてに言えることです。最近、朝に起きて布団の中で背伸びをした時に背中がつりました。朝方や夜中にふくらはぎがつる経験をした方もいると思いますが、この症状も、筋肉の水分量が歳とともに減ってきているからと言われます。イメージするに、鶏のむね肉は生だとプルプルですが、焼くと水分が抜けてパサパサしてきます。水分量が減るとはこういった状態ですね。
何やら年明け早々暗い話になってきましたが、歳を重ねるとは一つにこう言ったことが言えます。では、「加齢」にどう向き合うべきか。私が思うに、まず実年齢を受け入れ、今現在の体の中でパフォーマンスを上げるということです。硬くなっている筋肉を柔らかくする、関節の可動域を上げる、弱くなった筋肉を鍛える。お酒を飲みすぎない。すごく当たり前のことですが、小さなことの積み重ねです。
年始めだからこそ、これをきっかけにご自身の体に向き合い、今の体でできるパフォーマンス向上を目指してほしいと思います。
「アンチエイジング」=「加齢に抗え」
今年も、皆様のお体のサポートをさせていただきたいと思いますので、こういった悩みございましたら、ぜひご相談ください。本年もよろしくお願いします。