今回は、腰についてです。腰は、腰椎5つの骨からなります。上から1番~5番と呼びます。整形外科で「何番と何番の間がせばまってるね」と言われた方もいると思います。腰椎の構造的に4~5番もしくは5~S1(仙骨)の動きが大きく負担がかかりやすいため腰の疾患が発生しやすい場所になります。また動きとしては、腰椎は捻じる動きがほとんどできない関節です。腰を捻じる動きは、腰の上下にある股関節と背部(胸椎)が捻じれの動きに関係します。また、真っすぐ立った状態を0度として、腰を曲げていきます。60度までは腰が曲がっていきますが、それ以降は股関節が動いてきます。腰と股関節は動きの関係性が深く、股関節にかかわる、お尻、太ももの筋肉が腰と関係してきます。腰に痛みがある方は、まずはしっかりお尻と太ももの前後の筋肉のストレッチをしていきましょう。
腰の痛みの中で、代表的なもので「ぎっくり腰」があります。ぎっくり腰とは、実は原因についてはあまりわかっていません。床のゴミをとろうとして、朝に顔を洗おうとして腰を少しかがめた時など、重い物をもってなるとは限りません。また最近では、ぎっくり腰になったら安静にするではなく極力動いたほうが治りが良いとされています。腰に負担のかかる就労動作は避けるべきですが、痛みの範囲内で日常動作程度は動いてみてください。また、痛みが強く出ない範囲でのストレッチも有効です。
腰の痛みで悩んでいる方も多いと思います。次回も腰について詳しくお話していきたいと思います。