2023年8月 | 千歳整骨院

2023-08

小林先生 コラム

腰痛 高齢者

前回「ぎっくり腰」について話ましたが、高齢者の急な腰痛には注意が必要です。高齢者の急な腰痛の場合、腰骨の圧迫骨折の可能性が高いからです。加齢とともに骨密度は低くなり、転倒や尻もちの他、重い物を持ったり、無理な体勢をした時にも発生する可能性があります。安静時でも痛みが強い場合や1週間たっても痛みが変わらない場合は整形外科で画像検査をお勧めします。
小林先生 コラム

膝の痛み

膝関節の疾患では、大きく2つに分けることができます。関節の「中」か「外」です。「中」とは膝の内側ではなく膝の関節の中側、膝関節を構成している「軟骨」「半月板」「靭帯」のことを指します。よく耳にする変形性膝関節症は、軟骨がすり減り痛みが出るもので、中年以降の女性に多く、また関節の間にある半月板もスポーツ等で痛める他に加齢による半月板の摩耗が原因のこともあります。膝の関節の動きは前後の曲げ伸ばしの動きがメインとなります。そのため左右横方向からの外力が加わると靭帯や半月板を痛めやすいです。また、若い時にスポーツなどで軟骨、半月板、靭帯を痛めて関節に不安定性を残したままにすると歳月を重ねていくと変形性膝関節症に移行しやすくなります。加齢とともに下半身の筋肉の衰え、体重の増加が変形に拍車をかける原因となりますので、運動と食事が大事になります。